朝倉の農園復活を目指して

 4月29日(日)、九産大準硬式野球部の1・2年生20人と職員5人が、九州北部豪雨で被災した朝倉市の桃園で土砂を取り除くボランティア活動を行いました。

 

 豪雨から10カ月が経った朝倉市では、住居や道路などの復旧は進んでいますが、田畑や農園はまだ手つかずの所が多いのが現状です。

 この日訪れた桃園も約70本の桃の木の多くが流出し、残った木も永く土砂に埋もっていたため根が腐り、つぼみをつけたのはわずか6本という状況です。

 

 学生たちは、練習で培ったチームワークを発揮、一日かけてシャベルや一輪車で土砂を取り除きました。

 

 桃園の方は、きれいになった園内を見渡し「土砂が大量で、途方にくれていました。桃の木が一番喜んでいるように感じます」と嬉しそうでした

 

 川端亨介さん(経済学部経済学科2年・必由館高校)は、「熊本地震で実家が被災し、ボランティアの方のありがたさを身にしみて感じました。九州北部豪雨復興のボランティア活動はこれで2回目ですが、これからも自分たちにできることを続けたい」と語りました。

 

 九産大は、平成30年7月の災害発生から今回を含め、8回ボランティア隊を編成し、延べ261人が被災地で復旧作業に取り組んでいます。

【総務部】

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