特別支援教育に関するセミナーを開催

 

 12月9日(土)、福岡こどもたちのセーフティネット研究会主催の「特別支援に関するセミナー」が、九州産業大学で開催され、教育関係者や保護者など約450人が参加しました。

 

 このセミナーは「特別支援教育」という、幅広いテーマについて、情報を共有し、学校教育をはじめ、家庭、福祉、労働、医療、社会など広範囲で連携することを目的とするもので、九産大での開催は、今年で4年目です。

 

 基調講演では、筑波大学大学院人間総合科学研究科 斎藤環教授【写真:上】が、「“コミュ障”の時代 発達障害・不登校・ひきこもり」と題して、「現代は、コミュニケーション偏重主義に陥っており、人間の価値を“コミュ力”だけで判断する間違った対人評価が蔓延している」と分析し、不登校やひきこもりが増えている現状を説明しました。また、SOC(※1)やレジリエンス(※2)を育て、ストレスに適応する力を醸成する重要性を指摘し、参加者へ「安易に発達障害と判断したり、『相手を治そう、変えよう』という意識は捨て、継続して『対話』し続けましょう」と呼びかけました。

 

 続く分科会では、学習支援や就労支援など5つのテーマに分かれ、それぞれ事例報告やパネルディスカッションを行い、問題提起や情報を共有しました。

 

 障がい者就労支援施設で働く参加者は、「普段は目の前の業務に一生懸命になっているため、このような機会で知見を広げる大切さを再認識しました」とセミナーの意義を語りました。

 

※1 SOC・・・「Sense of coherence」の略。様々な出来事を一貫して捉える感覚。

※2 レジリエンス・・・逆境に対して、柔軟に対応し乗り越える力。適応する力。

 

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