「アメリカ観光研修」 今年はクルーズ客船でアラスカへ

 九産大商学部観光産業学科が、9月1日(金)〜11日(月)、観光手段として注目されているクルーズ客船を活用し、アラスカやカナダの観光政策について学びました。

 

 平成24年から始まったこの授業は、観光開発先進国のアメリカで、観光開発の歴史や発展の背景、観光資源などを調査し、今後の日本の観光立国の在り方について考えるもので、これまでにラスベガスやサンフランシスコで研修しています。4回目の今年は、外国人旅行客が乗船するクルーズ客船を活用し、そのサービスやホスピタリティー、旅行者同士の交流術を学びました。
 
 事前に、旅行会社からクルーズ市場の現状と今回の寄港地であるシアトルやアラスカ、カナダの観光について学んだ7人の学生は、アメリカのクルーズ会社の「プリンセス・クルーズ」に乗船。船内でクルーから、リラックスした時間を過ごしてもらうためのホスピタリティーの重要性について講義を受けました。また、富士山やだるまなどをあしらった名刺に寿司や扇子のマグネットを添えて英語で自己紹介したり、パーティーで浴衣を披露するなど、外国人旅行者とコミュニケーションを図り、日本文化の発信に努めました。

 

 名刺交換を企画した2年の冨永ほのかさん(博多女子高校)は、「アメリカはもちろんのこと、アジアや中東など多くの外国人旅行客とお互いの文化について英語でコミュニケーションを取ることで、積極性が増したと思います。クルーズ内で学んだおもてなしの真髄を、今後、観光産業界の担い手として発信していければ」と語りました。

 

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