芸術学部の学生と子どもたちのふれあいイベントを開催

 3月27日(日)、九産大芸術学部写真・映像メディア学科佐野彰教授と3年生の永田はるひさん(福岡高校)が、佐賀県玄海町の「あすぴあ」で、実験アートコーナー「Y字振り子でアートを楽しもう」を開催し、子どもたちに幾何学模様の不思議さ、美しさを体験してもらいました。

 

 ブラックバーンの振り子とも呼ばれるY字振り子は、糸をY字型に結んだ振り子で、左右と前後で有効な糸の長さが違うため、不思議に見える揺れ方をしながら、リサジュー図形という幾何学的な軌跡を描いていきます。【写真下】イベントでは振り子の錘に砂を入れてリサジュー図形を砂絵として視覚化しました。

 

 参加した子どもたちは「紐と調味料の容器で簡単につくれるので、夏休みの自由研究にしたい」などと、次第に形作られる砂絵を興味津々で見つめていました。

 

 永田さんは「子ども達に喜んでもらえて、授業とは一味違う経験ができました」と話しました。

 

 次世代を担う子どもの学びの場としてつくられた「あすぴあ」では子どものためのさまざまな体験教室が開催されていますが、今回のイベントは施設を運営する九電産業株式会社より、芸術性の香りを持ったイベントを開催したいという要望に応えて実施したものです。

 

 「あすぴあ」には、佐野教授が制作した、スクリーン上から光の雨が降って体の動きに反応する体験型展示「ひかりあめ」【写真下】を展示しており、来館した子どもから好評を博しています。

 

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