ロンドンパラリンピック金メダリスト 小宮正江さんが講演

 

 ロンドンパラリンピック・ゴールボール女子日本代表主将の小宮正江さん(本学商学部1998年卒)が、2月16日(土)、本学内で講演しました。

 講演会は九州産業大学後援会福岡県支部行事として開かれました。演題は「自分の可能性を信じて〜世界一への挑戦〜」です。学生や教職員など約500人が聞き入りました。

 

 ゴールボールは、アイシェードと呼ばれる目隠しをして、鈴入りのボールを転がして相手のゴールを狙う3人1チームの競技です。

 小宮さんは、2004年のアテネ大会、2008年の北京大会に出場し、昨年のロンドン大会では、女子日本代表として日本初の団体金メダルを獲得しています。

  

 日本代表のユニフォーム姿で登場した小宮さん。

 「徐々に視力が低下していくという視覚障がいを受け入れられなかった学生時代、ボランティアサークル(ワークキャンプ同好会)の活動で関わった肢体不自由の子供たちから『私の障がいは、個性なんだ。強みなんだ』と教えてもらいました」と振り返り、ゴールボールとの出会いや、金メダルを取った時の喜びを話しました。

 

 聴講した学生にボールの転がし方を指導するという一幕も。 

 「私は『やってやれない事は無い。やらずにできる訳が無い』という言葉が好きです。皆さんは無限大の可能性を持っています。でも、一歩踏み出さなければ、その才能も眠ったままです。一歩踏み出して継続してみることが大事です」という小宮さんの言葉に学生たちは真剣に耳を傾けていました。

 最後に小宮さんは「私を支えてくれた人たちに感謝しています。これからも挑戦を続けていきたいです。そして周りの人たちを元気に、笑顔にできる人でいたい」と抱負を語りました。

◆この日の後援会福岡県支部行事は、三部構成で行われました。

小宮さんの講演に続いて、第二部では、三人組のエンタメユニット「きいやま商店」(メンバーの崎枝亮作さんは九産大OB)のライブと爆笑トーク。第三部は、ものまねタレントの神奈月さんのライブと、九産大プロレス研究部出身で、NPO法人九州プロレスで活躍の筑前りょう太さんと、めんたいキッドさんのトークパフォーマンスもあり、会場は大いに盛り上がりました。

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