商学部教員 「第17回日本NPO学会賞」優秀賞受賞

 

   

 

 商学部経営・流通学科木村隆之准教授が他2人の研究者と執筆した「ソーシャル・イノベーションを理論化する:切り拓かれる社会企業家の新たな実践」(文眞堂)が、日本のNPOなどに関する研究や活動の発展に多大な貢献をした書籍・論文に対して贈られる「第17回日本NPO学会賞」の優秀賞を受賞しました。

 本書は、日欧米の先行研究に基づいた独自の理論的視座で、地域活性化、障害者支援、6次産業化、エコツーリズムなどの我が国の先進事例を分析し、ソーシャル・イノベーションを生み出す社会企業家の新たな行動類型を明らかにすることを目的としたもので、9つの事例研究により、社会起業家が実践するソーシャル・イノベーションと既存理論とのずれを埋める新たなソーシャル・イノベーションの分析視座を提示しました。

 審査員からは、経営学をベースに、行政学、社会学などの先行研究により、ソーシャル・イノベーションおよび社会起業家をめぐる議論の混乱を理論的に整理したと評価されました。
 
 受賞に際し木村准教授は、「10年間続けてきた研究の集大成として世の中に問い掛けた内容だったので、今後の研究の励みになります」と語りました。

【商学部】

 

 

商学部のトップページへ