マーケティング実践!商学部柳田研究室が挑む 福岡「DOCORE」産学連携プロジェクト

 商学部経営・流通学科柳田志学研究室は、国際ビジネスと地域活性化の融合を目指し、福岡商工会連合会との産学連携プロジェクトに取り組んでいます。

 本プロジェクトでは、「若者目線で地域の魅力を再発見する」をテーマに、同連合会が運営するアンテナショップ『DOCORE』(博多マルイ2階)の認知度向上のためのプロモーションや新商品の企画・提案に取り組んでいます。

 学生は4つのグループ(SNSプロモーション/インバウンド向け商品提案/地域特産品を生かした商品開発/新規企業との連携)に分かれ、企画に必要なデータを集めるため店舗調査やアンケートなどを実施してきました。

 10月21日(火)には、本学オープンイノベーションセンターにて、同連合会に向けた中間報告会を実施。各グループは、調査・分析結果をもとに、具体的なSNSプロモーションの展開や新商品企画を提案しました。

 SNSプロモーショングループの2年椛島海優さん(久留米商業高校)は「「私たちは7月にSNS投稿を行い、その反響を見ながら内容を分析し、より効果的な発信につながる改善点を検証しました。分析から、動画の構成や表現方法に工夫の余地があることが明らかになり、次回の投稿に向けて改善方針を策定。今後は、より効果的な動画を制作し、再度発信を行う予定です。さらに、マーケティングの視点を深めるため、4P(製品・価格・流通・プロモーション)やSTP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)を活用した分析を進め、ターゲット層に響く発信内容を模索していきます。知識だけではうまくいかない部分も多く、実際にやってみて難しさも感じました。しかし、実践を通じてどんな発信にどんな反応があるのかを体感でき、知識と経験を結びつけながら取り組めるようになりました」と産学連携の実践的な学びについて語りました。

※DOCORE(どぉこれ): 福岡県商工会連合会が運営するアンテナショップ。県内中小企業・小規模事業者の持つ地域特産品や隠れた逸品を集め、テストマーケティングを通じて商品の育成と販路拡大を支援する役割を担う。

 

【商学部】

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