【研究室紹介】「スマートシティ」実現に向けた持続可能な電力システムの研究[橋口研究室]

 理工学部電気工学科橋口研究室では「スマートシティ」実現に向け、電力システムの安定化に関連する研究を進めています。スマートシティは内閣府により以下のように定義されています。

 グローバルな諸課題や都市や地域の抱えるローカルな諸課題の解決、また新たな価値の創出を目指して、ICTなどの新技術や官民各種のデータを有効に活用した各種分野におけるマネジメント(計画、整備、管理・運営など)が行われ、社会、経済、環境の側面から、現在および将来にわたって、人々(住民、企業、訪問者)により良いサービスや生活の質を提供する都市または地域
引用|内閣府ホームページ「スマートシティとは」

 同研究室の学生は、今後展開される電力のスマートシティ化に伴い、地域で導入が見込まれる太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーに焦点を当てた研究をはじめました。現在は、時間帯や天候に応じて発電量が変動するエネルギー源が導入された場合でも、需要と供給をバランス良く調整するために必要な電力システムの安定度監視と、それに基づく制御に関連する研究を行っています。

 本研究により、電力システムの安定度をリアルタイムで把握することが可能となり、安定化制御に貢献することが可能となります。
 研究成果については、「電気・情報関係学会九州支部連合大会」などで発表を行っています。

【橋口研究室:過去の卒業論文テーマ】
・持続可能なスマートアイランドの構想
・離島における周波数安定化制御手法に関する研究
・電力系統における慣性定数のオンライン推定手法に関する研究
・同期位相計測データを用いた電力系統の動特性解析手法に関する研究
・システム同定による電力系統の制御対象モデルの推定
・ロバスト制御理論に基づく電力系統安定化制御系の設計
・配電系統における進相コンデンサ容量の推定手法に関する研究
・柱上単相変圧器の接続相判別手法に関する研究
・配電系統における三相不平衡改善手法に関する研究
・配電系統における無効電力を用いた電圧制御に関する研究
・需要家の電気機器を用いた最適運用法に関する研究

【研究シーズ】
電力システムのオンラインモニタリング手法

【電気工学科】

 

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