テクノアートプロジェクト最終発表会・展示を実施

テクノアートプロジェクト

 テクノアートプロジェクトは、2012年から開始された学部横断型のものづくりプロジェクトです。本年度は、家具という概念を最先端技術を用いて、あっと驚く、面白い、便利な家具の創造をテーマに取り組みました。本プロジェクトは、2022年10月の芸術学部生活環境デザイン学科プロダクトデザイン専攻の学生による企画プレゼン、そして、理工学部の学生とのチーム決め(23チーム)からスタートしました。そして、11月下旬に中間発表会、最後に、2023年2月8日に、福岡市科学館での最終発表会、2月8日から13日の期間で同館において作品展示という流れで進めました。今回は、理工学部電気工学科の学生が5チームに関わりました。

 

最終発表会場準備

 2月6日、六本松の福岡市科学館にむけて、学生が作製した作品をトラックで輸送しました。最終発表会は、科学館の6階サイエンスホールで実施しました。

 

 サイエンスホールのステージ前に、23チームの作品を並べるために、学生が準備を進めている様子です。

 上記写真の様に、個性豊かな作品がずらりと並びました。この後、お昼休憩を挟んで、最終発表会が始まりました。

 

最終発表会

 23チームのメンバーがステージに上がり、作品のコンセプトやアイデア、作製に関する内容等をスライドを使い説明しました。最終発表では、大学関係者、企業の方、福岡市科学館の方に審査員になっていただき、審査項目に基づいて、最優秀賞、優秀賞、技術省、大川賞という賞を学生に与えることになっています。そのため、各チームのプレゼン内容は、作品の魅力をアピールしたり、可動状態が分かる動画を交えての説明など、創意工夫がなされた良い発表でした。ここでは、電気工学科の学生が参加したチームの発表の様子をご紹介します。

 「スペースジャーニー」チーム(芸術学部生活環境デザイン学科、理工学部機械工学科、電気工学科の学生)

 

 「回転ずしのようにお皿をのせた車がぐるぐる回るテーブル」チーム(芸術学部生活環境デザイン学科、理工学部情報科学科、電気工学科の学生)

 

 「clotcher」チーム(芸術学部生活環境デザイン学科、理工学部機械工学科、電気工学科の学生)

 

 「マジックテーブル」チーム(芸術学部生活環境デザイン学科、理工学部電気工学科の学生)

 

 「移動式便利ソファー」チーム(芸術学部生活環境デザイン学科、理工学部電気工学科の学生)

 

授賞式

 授賞式では、テクノアートプロジェクトを主催しているHRRC(ヒューマン ロボティクス リサーチ センター)のセンター長の牛見先生から、賞状と記念品の贈呈を行いました。以下に受賞チームの作品を紹介します。

最優秀賞

 「おかたづけハウスカー」(芸術学部生活環境デザイン学科、理工学部機械工学科の学生)

 子供が乗れる動くおもちゃ箱です。箱を収納するときに正しい場所に収納できれば「ピンポン」、間違った場所に入れてしまったら「ブー」と音が鳴ります。裏側にはドールハウスが付いており、止まっている時に遊ぶことができます。

 

優秀賞

「カペロン」(芸術学部生活環境デザイン学科、理工学部機械工学科の学生)

 カメレオンのように色が変化するごみ箱を作製しました。ゴミの量で体の色が変化し、あごにゴミをのせると舌で器用に口の中に運びます。

 

優秀賞

 「clotcher」チーム(芸術学部生活環境デザイン学科、理工学部機械工学科、電気工学科の学生)

 UFOキャッチーの機能を追加したクローゼットを作製しました。小さな子供が洋服をクローゼットに収納する習慣を楽しく身に付けるために、UFOキャッチーという「遊び」と上手く洋服を取り出すことができたら「ご褒美」が貰える要素を加えた家具を作りました。

 

技術賞

 「回転ずしのようにお皿をのせた車がぐるぐる回るテーブル」チーム(芸術学部生活環境デザイン学科、理工学部情報科学科、電気工学科の学生)

 調味料を配達するテーブルです。車から調味料を取ると、動きが止まり、車に戻すと、調味料が必要な人のもとへ動き出します。

 

大川賞

 「ビール飛び出すつくえ」(芸術学部生活環境デザイン学科、理工学部情報科学科、機械工学科の学生)

 天板に刻印されたジョッキマークの裏側に触れると、キラキラと輝きながら音と共にビールが飛び出してきます。

 

作品展示

 2月8日から13日まで、福岡市科学館の5階のオープンラボというスペースをお借りして、23作品の展示会を実施しました。下記に展示の様子を紹介します。科学館なのでお子様が大勢見に来てくださり、作品に触れて遊んでました。また、科学館の方や技術系に興味がある来場者からは、個々の作品の仕組みについて学生に質問されていました。

 

撤収作業

 13日の夕方、展示の撤収作業を行いました。展示していた作品を壊さないように梱包したりと、搬入同様に忙しい作業でした。学生の皆さん、関係者の皆様、お疲れ様でした。福岡市科学館の方々にも、サポートを頂き、最終発表及び展示会が実施できたことに感謝申し上げます。

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