乗りたいコミュニティバスの位置情報サービスを開始

 地域公共交通運行管理支援グループ(理工学部情報科学科稲永健太郎教授研究室)の高木秀也さん(長崎工業高校)が、新宮町コミュニティバス「マリンクス」向けに、利用客が自分の乗りたいバス車両がどこを走っているのかスマートフォンやPC等で確認できるシステムを開発しました。

 3月22日(月)からサービスを開始したこのシステムは、町内を運行しているコミュニティバス車両の走行位置や運行情報がオンライン地図上で表示されます。

 同グループでは、2016年タブレットを利用したマリンクスの乗降客数調査のためのアプリを開発して以来、ICTを利用してコミュニティバス運行支援を行ってきましたが、今回新宮町から地方公共交通のIT化の促進と利便性向上を目的にシステム開発を依頼されました。

 今春情報科学研究科博士前期課程を修了し社会人となった高木さんは、「学部4年生から開発を始め、約3年間改良し続けてきたシステムで、社会人になる前にサービスインできたことは非常に嬉しいです。この経験は社会に出ても、そう多く体験するものではないかもしれません。研究で得たことを忘れず、これからも頑張ります」と語りました。

【理工学部】

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