9月11日(水)、在福岡米国領事館・福岡アメリカンセンター(福岡市中央区)で、アメリカ人ジャーナリストPaul Salopek氏と写真家郡山総一郎氏による講演会が開催され、国際文化学部国際文化学科4年松山晃輔さん(日田林工高校)と同学科2年の丸山友大さん(田川高校)が講演後、Salopek氏とのディスカッションに登壇しました。
Salopek氏は、世界的に影響力のある米国のピューリッツァー賞に2度輝いたジャーナリストです。『人類はアフリカから始まった。人類はどうやってアフリカを出て、さまざまな文化を形成していったのか』をテーマに、10年以上にわたり、人類の祖先の足跡を辿る地球横断24,000マイルの旅をしながら取材を続ける「スロー・ジャーナリズム」を行っています。今回、旅路の途中で福岡に上陸。日本でのウォーキングパートナーである郡山氏(第7回上野彦馬賞受賞)と共に、同イベントにて講演を行いました。
講演後は、本学学生2名を含む福岡県内の大学生5名が両者と対談。学生は事前に、今回の対談のモデレーターを務めた九州大学韓国研究センター長の出水薫教授と『アフリカで誕生した人類が日本人になるまで』(溝口優司著、SB出版)を読み、対談に臨みました。スロー・ジャーナリズムとは何か、人類の進化を促すものは何か、多様性とは何かなど、約1時間、多岐にわたる議論を展開しました。
丸山さんは「今回の講演に参加して、人類の意志の偉大さを感じました。計画された人生をただ生きていくのではなく、好奇心の赴くままに、偶然を受け入れ、楽しむことも大切であると学びました。そして何より、他者との出会いを大切にしているというSalopek氏の話を聞いて、私もこの先、さまざまな人と出会うと思いますが、一人ひとりを尊重し、真摯に向き合うことを意識したいと思いました」と感想を述べました。
【写真右より:国際文化学科三浦教授、日本文化学科川松講師、ファンさん(学生)、丸山さん(学生)、松山さん(学生)、Salopek氏】
【国際文化学部】