4月23日(水)に、数学、生命科学に深い知識を持つ歴史学者で、元JAXA宇宙教育センター長である北川ケイト氏を招き、国際文化学部主催の「留学&国際キャリアセミナー2025」を開催しました。
北川氏は、外務省や国連日本政府代表部での勤務を経て、2022年にJAXA宇宙教育センターのセンター長に就任。在任中から離任後の現在にかけて、青少年をはじめとする幅広い層に向けて宇宙に関する教育活動の普及、海外の宇宙機関や国際機関との連携強化などに尽力されています。
講演会では、学生時代のカナダへの留学経験やアメリカ、イギリス、南アフリカの大学での教員経験をもとに、どのように国際キャリアを築いたのか、質疑応答を交えながら『国際キャリアと宇宙視点』について語りました。
情勢が不安定な南アフリカで教鞭をとった際、「知りたい!学びたい!」と目を輝かせる学生たちとの出会いをきっかけに、地球を一つのユニットとして捉え「世界中どこにいても誰もが同レベルの教育を受けられる世界」を作りたいという思いからキャリアを発展させた北川氏。「国際的に働くこととは、単に国と国を行き来するだけではなく、宇宙視点で地球を見て国と国を繋げるという考えが大事」と学生に語り掛けました。
留学予定の学生や、留学を迷っている学生から「留学における『目標』の考え方」や「留学先を決めるための要素」、「異文化における日本人としてのアイデンティティ」といった質問に対し、北川氏は学生一人ひとりに寄り添いながら丁寧に回答し、アドバイスしました。
【国際文化学部】