3月20日(日)、建築都市工学部住居・インテリア学科松野尾仁美教授の研究室に所属する学生が設計した木造建築物を、「春日まちづくり支援センター ぶどうの庭」の敷地内に施工しました。
本プロジェクトは、KSUプロジェクト型教育「実大の木造建築物制作プロジェクト」として実施され、老朽化していた同施設の新しい倉庫として、3年スタジオ生4名が1年かけて取り組みました。
2024年4月に現地視察とヒアリングを行い、6月に1人ずつ提案を発表。同学科3年の新垣真梨華さん(普天間高校)の提案が採用されました。その後、他案の要素を加えつつ、躯体に釘や金物を使わない日本の伝統構法技術を用いた施工図案が11月に完成しました。
施工当日は、午前中に株式会社住幸房に施工指導を受けながら骨組みを組み上げ、午後から同施設担当者と棟上げ式を行い、地域住民を招いて餅まきを開催しました。
3月26日(水)には、「中高生のための住居・インテリア学校(春日クラス)」として棟上げした倉庫に外壁板貼りを施すワークショップを開催し、地元の中高生など6名が参加。倉庫のコンセプトなど説明後、参加者全員でヘルメットを装着し、大学生と一緒にのこぎりを使って板をサイズに合わせ、柱に板を打ち付ける作業を行いました。
今回提案が採用された新垣さんは「4月に見学とヒアリングを行い、収納を重視した施設を提案しました。自分の提案が形になるのが嬉しいです」と語りました。
【住居・インテリア学科】