家具製作プロジェクト、最終段階へ – 学生のアイデアがプロの技で形に

 建築都市工学部住居・インテリア学科近藤岳志研究室では、一級建築士事務所「株式会社ヒラテ技研福岡事務所」(福岡市博多区)の依頼を受け、同社オフィス内に設置する家具製作プロジェクトに取り組んでいます。

 本プロジェクトは、同社内に設置する壁面収納と窓と柱の間のデッドスペースを有効活用する家具を学生たち自身がデザインするものです。7名の学生がそれぞれ2つの収納家具を提案し、同社従業員の投票によって、同学科3年の⽥中桔平さん(東福岡高校)の壁面収納案と、同じく3年の池松美南さん(伝習館高校)の余白活用収納案が採用されました。

 決定後、近藤講師の指導のもと製作図をブラッシュアップし仕上げ材を選定。大手家具メーカーの株式会社天童木工の協力を得て、製品化へと進んでいきます。

 5月23日(金)には、製作が進められている「株式会社天童木工九州協力工場」を学生たちが訪問。そこで、実際に使用する素材の質感や加工の様子、さらに具体的な家具の形状などの確認検査を行いました。

 同検査に立ち会ったは田中さんは「自分がデザインしたものが職人の手によって形となっていく様子の見学やモノづくりの美しさなどを体感し、いろいろと勉強になりました」と話します。

 オリジナル家具は完成後、6月初旬に学生たちの立ち会いのもと、同社オフィスに設置予定です。

【住居・インテリア学科】

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