雨庭に関する研究「景観・デザイン研究発表会」で優秀ポスター賞を受賞

 12月9日(土)、10日(日)に、中央大学で開催された「第19回景観・デザイン研究発表会」で、建築都市工学部都市デザイン工学科山下三平教授佐藤辰郎准教授横田雅紀准教授が、学外研究者と共に行なっている共同研究のポスター発表「伝統的枯山水の機能評価と現代雨庭のデザイン」が「優秀ポスター賞」を受賞しました。

 同研究発表会は、大学などの研究機関の他ほか、行政、建築会社、コンサルタント、メーカー、デザイン事務所などの民間企業が集まり、研究やデザイン作品、計画・マネジメント、評論など、景観・デザインについて幅広く議論する場として開催されているものです。 

 本研究は、小規模分散型水管理の要素技術の一つである「雨庭」の先駆けとして、京都禅寺の枯山水に注目し、実測によりその雨水管理機能を把握すると同時に、植生と基盤材に配慮したモデル雨庭を設け、その雨水浸透・遮断機能の検証と仕組みの解明を行うものです。

 ※「雨庭」とは、雨水の貯留浸透の働きをあわせもつ庭のことで、近年、グリーンインフラの要素技術として注目を集めています。とくに都市型水害対策を流域治水として進めるには、小規模分散型の水管理要素技術として、魅力ある雨庭が民間施設に普及することが望まれています。研究グループは研究の一環として、現在、キャンパス内に約50㎡(深さ平均70㎝)の雨庭を実装し、実測・評価を行っています。

【建築都市工学部】

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