学生任意団体「土木研究会※1」は5月30日(金)に、国土交通省九州地方整備局、株式会社白海、神野建設株式会社の協力のもと、苅田港新松山地区(京都郡鎌田町)の浚渫(しゅんせつ)工事※2現場と新門司沖土砂処分場(北九州空港)の見学会を実施しました。
苅田港では最新の浚渫船「アポロ18号」に乗船し、実際の作業風景や船内の設備を見学。続いて、苅田港や関門航路などで発生した浚渫土砂を処分している北九州空港の土砂処分場では、同港で見学した浚渫土砂の行く末を実際に見て知ることができました。今回の現場見学を通じて、土木技術の社会的役割の大きさをさらに深く学ぶきっかけになりました。
見学した浚渫船「アポロ18号」は、17号を最後に中断した「アポロ計画」を引き継ぐといったユニークな考えのもと名付けられたストーリーや船の色はお菓子の「アポロチョコ」をイメージしたという背景の説明があり、名前、色、設備ともにインパクトがが感じられ、参加した学生は、終始興味津々の様子でした。
※1 授業だけでは学ぶことのできない、建設業界・技術・技術者の現状を理解すべく、土木に興味のある学生と、建築都市工学部都市デザイン工学科林泰弘教授で結成した学生任意団体。
※2 海や河川、湖、運河などの水底に堆積した土砂やヘドロなどを、専用の船(浚渫船)を使って掘り上げ、取り除く土木工事
【都市デザイン工学科】