建築学科矢作教授 13回目の「グッドデザイン賞」

 

 建築都市工学部建築学科矢作昌生教授が設計した「横浜の小住宅」が、2019年度グッドデザイン賞を受賞しました。今回が13回目の受賞となります。

 テーマは、「諦めない住居づくり」。高齢の母の面倒を見ながら、自分たちの生活も大事にしたいと、母屋の駐車スペースに、夫婦2人の戸建て住宅を依頼された矢作教授は、18坪の狭小・変形敷地に、夫婦の希望を実現する家をつくりました。

 居住空間には、半階持ち上げたロフト風の寝室を採用することにより、プライバシーを確保しながら、狭いスペースを最大限に活用した解放感のある空間となっています。また、新たに1階部分に設けた駐車スペースは、運転が苦手な人も楽に停められる様に双方向から出入りできるように工夫されています。

 審査委員からは、「角度を振った入れ子構造や、内部に柱を落とさない外殻構造など、高度な設計技術と熱意が、『狭小地での住宅』というカテゴライズを凌駕している」と高く評価されました。

 矢作教授は、「高齢化社会において課題となる、親のサポートと自分たちの暮らしの両立を、建築の面からお手伝いできたのではと感じています。受賞に関しては、デザインの美しさ以外にも、社会性や汎用性を評価されたことがとてもうれしいです」と語りました。

 グッドデザイン賞受賞対象は、10月31日(木)から東京ミッドタウンで開催する受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2019」で紹介されます。

【建築都市工学部】

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