
臨床心理学科では、1年次の必修科目に「プライマリーゼミナール」を設けています。同科目は、10人前後の学生グループに1人の教員がついて、専門科目を学ぶための基礎を身につける授業です。
初回には、本学内の臨床心理センターを見学しました。同センターは、大学院の付属機関で、大学院生が教員の指導を受けながら、カウンセリングなどを実際に行う場所です。大学内の教育施設であると同時に、心理の専門的実践の場でもあるため、1年生たちは少し緊張した様子で見学していました。
同センターの説明を受けた後、施設内のカウンセリングやプレイセラピーで使う部屋を見学。箱庭療法※で使用する箱庭を、今回は特別に簡易な体験版としてグループで作成しました。
臨床心理学科では、このような小さな体験が、専門的な学びの入り口となっています。
※箱庭療法:心理療法の技法の一つ。個別のカウンセリングの中で砂の入った箱にミニチュアを並べ、自己表現を促す手法。

【臨床心理学科】




