芸術学部学生の「日本の学校教育」 Twitterで大反響!

 

 芸術学部ビジュアルデザイン学科4年の長谷川さやかさん(伊万里農林高校)の作品「日本の学校教育」が、Twitterで話題となっています。

 「この髪どうしてダメですか」というハッシュタグが付けられたこの作品は、長谷川さんが中学校時代から抱えていた「なぜ同じ髪型にして、同じ制服を着るのだろう」という疑問から生まれたもので、本来同じ形にはならない目玉焼きを切り整えていくことで、同じ考え方を求められ画一化されていく個性を表現し、本当に子どもたちに必要なのは自らの意志で選択できる力とそれを可能とする環境であると提言しています。

 4年生になり、就職活動で没個性的なリクルートスーツが推奨される一方で、学生に個性を求める現代の風潮に違和感を抱き、3年生の時に授業で制作したこの作品を4月14日(日)に投稿したところ、半月でリツイート数51,000を超え、拡散中です。

 「学校教育」というテーマの重さと反比例し、ビジュアルはできるだけ明るくポップに、また、目玉焼きという身近な素材を使用することで親近感を覚えて理解しやすくするのが狙いです。さらに、長方形に整えられた目玉焼きからは日本の国旗を連想させます。

 長谷川さんは、「教職課程を履修しており、校則や規則には生徒や集団を守るための理由があることも理解しています。今回、多くの賛同と異論を受け、芸術は人生を豊かにすることを改めて認識し、デザインの力で社会貢献したいという思いを強くしました」と語りました。

【芸術学部】

 

 

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