国内外の芸術系や情報メディア系の若い才能の発掘を目的とした「INTERNATIONAL STUDENTS CREATIVE AWARD 2020」において、芸術学部芸術表現学科3年の焼山幸紀さん(輝翔館中等教育学校)の作品が、デジタルコンテンツ部門の最優秀作に輝きました。
「国内映像コンテンツ」「海外映像コンテンツ」「デジタルコンテンツ」の3部門合わせて、世界中から1,000近い応募作の中から選ばれたものです。
受賞作「何を見ている」は、絵の具で描いた作品の半分をデジタル処理することで、アナログとデジタルとの対比を浮き彫りにし、私たちが見ているものの本質は一体どちらなのかを問う、3分間の映像作品です。
審査員からは、「この映像は、見る者にとって絵画にもプロジェクションマッピングにも映像作品にもなり得るもので、さまざまな可能性を秘めている」と評価されました。
焼山さんは、「コロナ禍でのオンライン・デジタル生活が続いたことから発想しました。アナログへの回帰でもデジタルへの警鐘でもなく、“アナログとデジタルの融合”の意義を追求しました。目に見えない情報という存在が価値を持ち始めた現代において、それをどのように見える化できるか、アプローチを続けていきたい」と語りました。
【芸術学部】