「Geoアクティビティコンテスト」最優秀賞受賞!

 

 11月28日(木)~30日(土)に日本科学未来館(東京都江東区)で開催された「Geoアクティビティコンテスト」で、芸術学部写真・映像メディア学科佐野 彰教授の「まいたいタッチ」が最優秀賞を受賞しました。

 国土交通省国土地理院が主催するこのコンテストは、地理空間情報の活用促進を目的とするもので、地理空間情報の利活用に関するさまざまな「取り組み」「アイディア」「サービス」などを展示・発表で紹介するものです。

 「まいたいタッチ」の「まいたい」とは、避難に備えた事前防災計画「マイ・タイムライン」の略で、「災害による逃げ遅れの被害をゼロにしたい」という佐野教授が、地理的特性の理解と災害への意識向上を目的に2017年に開発を始めたソフトウエアです。

 国土地理院が発行するウェブ地図のうち「土地利用図」や「相対標高図」、「治水地形分類図」、「明治時代の低湿地」、立体地図「アナグリフ」、「傾斜量図」、「空中写真」および「重ねるハザードマップ」の8つの地図に対応し、これらの地図をゲームコントローラーのボタン1つで切り替え表示するほか、「重ねるハザードマップ」についてはポップアップするQRコードで簡単にスマートフォンへのダウンロードを可能にしました。

 審査員からは、「子どもから高齢者まで簡単に使える操作性が秀逸」「こういうソフトウエアが欲しかった」「初等教育のツールとしても役立つ」と高く評価されました。

 受賞に際し佐野教授は、「“分かりやすく使いやすい防災・減災ツール”を目指して制作したので、受賞は本当にうれしいです。誰でもダウンロードが可能でメンテナンスフリーなので、コンピューターが苦手な人でも簡単に利用できます。多くの人に活用し改良してもらい、暮らしがより豊かになれば、これ以上の喜びはありません」と語りました。

 ※WindowsやMac、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)などで操作可能な「まいたいタッチ」のダウンロードはコチラ

【芸術学部】

 

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