画材について学ぶ!絵具制作ワークショップを実施しました

 6月2日(月)芸術学部芸術表現学科の「絵画Ⅰ」の授業で、絵具メーカー「ホルベイン画材株式会社」の柴田正見氏を特別講師に招き、絵具制作ワークショップを実施しました。

 前半は、柴田氏から絵具や顔料の基礎知識について詳しい説明がありました。それぞれの絵具が持つ特性の紹介に、学生たちは熱心に耳を傾けていました。質疑応答では、「ステンドグラスのような透明感のある作品に合う絵具は?」「同じ顔料で質感を変化させる方法は?」といった、日々の制作から生まれる具体的な疑問が飛び出し、柴田氏はそれらに丁寧に回答しました。

 その後のワークショップでは、無機顔料のウルトラマリンブルーとリンシードオイルを、専用の用具を用いて練り合わせ、手作り油絵具作りに挑戦。顔料と油を細かく均一に混ぜ合わせるため、ガラス練り棒を使ったかなりの力仕事に、学生から「機械化される前は、絵を描くことがこんなに大変だったのか」という声も挙がるなど、絵具制作の奥深さを実感する貴重な機会となりました。油と顔料の量を慎重に調整しながら練り上げた油絵具をチューブに詰めオリジナルのラベルを貼って完成させました。

 参加学生からは「さまざまな絵具の種類の違いについて説明があり、とても分かりやすかった」「自分で作った絵具を早速作品に使いたい」といった感想が寄せられました。

【芸術表現学科】

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