地域共創学部×造形短期大学部 筑後市の八朔祭で模擬店出店

 

 8月3日(土)、JR羽犬塚駅近くの諏訪神社(福岡県筑後市山ノ井)で行われた「八朔大祭」に、地域共創学部造形短期大学部が合同で縁日を出店しました。

 筑後市羽犬塚駅周辺地区は、市の中心部でありながら、近年の大雨の影響で何度も浸水被害を受けたこともあり、駅前は空き店舗や空き家が増えるなど、街の機能も衰退しつつあります。地域共創学部観光学科では3年前から、地域の清掃活動への参加や防災マップ制作など活性化に向けた取り組みを行っています。

 コロナ禍が明け、街を元気にしようと地域のシンボルである諏訪神社で「八朔大祭」を復活したものの、なかなか出店者が集まらない状況でした。そこで主催者の4行政区の区長たちから「子どもたちが楽しめるお店を出してほしい」と依頼があり、昨年から観光学科の学生による縁日の取り組みが始まりました。

 学生が企画・準備を行い、「射的屋」「わなげ」「ボールすくい」の3つを出店。今年から、造形短期大学部の学生が加わり、「八朔大祭」のポスターや店看板のデザイン、当日の記録撮影を担当しました。また、本学芸術学部出身のアーティスト、銀ソーダさんと一緒に青写真をつくる「青写真ワークショップ」を開催。地域の多くの子どもたちが訪れ、賑わいを見せました。地域住民や行政区、自治体の方々との交流もでき、貴重な体験になったようです。

 射的屋を企画運営した観光学科3年の下川拓哉さん(自由ケ丘高校)は「自身が企画・運営を行った模擬店で、お客さんや子どもたちの楽しそうな表情を見ることができ達成感を得ています。また、どのように利益を出すか計画し、実際に目標達成できたことで店舗運営の面白さを再認識できました」と話しました。また、ポスターデザインを担当した造形芸術学科2年の川口竜征さん(福島高校)は「ポスターデザインに際し、地域の実行委員へヒアリングを行い制作を進めました。地域の方々と協力しながら、デザインを通して地域の活性化に貢献できたことは良い経験になりました」と活動を振り返りました。

【地域共創学部・造形短期大学部】

 

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