JTravel Service ジ・チョンゴン代表取締役が登壇、日韓のホスピタリティの真髄を語る

 7月4日(金)、ホスピタリティ・ビジネスの本質の多角的な探求を目的とした観光学科「ホスピタリティ・ビジネス論」で、同学科の観光インターンシップ先企業でもある株式会社JTravel Service代表取締役ジ・チョンゴン氏による特別講義を行いました。

 同氏は、韓国に本社を置き、福岡に支店を構える同社の経営者として、韓国旅行業界の第一線で活躍しています。

 当日は同学科牧一郎教授がファシリテーターを務め、インタビュー形式で講義を進行。同氏は、日韓の観光業におけるビジネス展開の経緯、韓国人旅行者の傾向、そして韓国の旅行業者から見た日本の観光産業が抱える課題など、現場での豊富な経験に基づいた貴重な知見を幅広く紹介しました。

 「日韓のホスピタリティの違いは」という質問に対し、同氏は実際の旅行者のやりとりを例に「韓国文化における自分本位のおもてなしに対し、日本文化では『相手本位』のおもてなしが魅力の一つだと思います。おもてなしをどう表現するかの違いです」と話し、学生は国や地域によって異なるホスピタリティの概念や観光文化について比較文化研究の視点から学びを深めました。

 講義の最後には、同氏から学生たちへ「若いうちからたくさんのことを経験し、さまざまな国の人と出会っておくことは、将来必ず役に立つでしょう。ぜひ夢に向かって頑張ってください」という温かいエールが送られました。

【観光学科/産学共創・研究推進本部】

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