【令和6年度懸賞論文】地域共創学部生2名が優秀賞受賞!

 公益財団法人九州運輸振興センター主催懸賞論文において、地域共創学部地域づくり学科4年の案浦快さん(祐誠高等学校)と観光学科3年の木本涼平さん(別府翔青高等学校)が優秀賞を受賞しました。

 本論文賞は、次世代を担う学生の叡智を通じて、新たな切り口を発掘し、九州圏など (九州7県および山口県)における交通・観光産業の一層の発展と地域社会の活性化に寄与す ることを目的に実施されています。

■地域共創学部地域づくり学科4年 案浦 快さん
 論文テーマ:第三セクター鉄道に未来はあるのか
       〜肥薩おれんじ鉄道を事例に〜

■地域共創学部観光学科3年 木本涼平さん
 論文テーマ:日田彦山線BRTひこぼしライン(地方BRT)の持続可能性について
        〜東峰村の専用道に着目して〜

 案浦さんの研究は、肥薩おれんじ鉄道を事例に、衰退する日本の地方鉄道が地域住民との連携強化と多角的な経営戦略によって将来性を開く可能性を示唆したのもで、木本さんは、BRTひこぼしラインの東峰村におけるBRT専用道沿線の発展性とその持続可能性を考察し提案しました。

 案浦さんは「論文を執筆するにあたり、膨大な情報の中から精査・選定する作業に多くの時間を費やしました。また、本テーマは先行研究も多いものの、明確な答えが確立されていない分野であり、私なりの論文の終着点を見つけることに苦労しました。今回の研究を通して、鉄道を活用した地域振興の可能性を強く感じました。この研究成果によって、日本の地方が抱える少子高齢化問題の解決に貢献できれば嬉しいです」と話していました。

 一方、木本さんは「先生方やゼミの先輩方からご指導いただいたおかげで賞を受賞でき感謝しています。実際に東峰村に訪れて朝からBRTを利用したり、沿線を歩いて地域の方とBRTのことについて話したりと、地域の方がBRTに対して思うリアルな感想を求めて調査しました。私の研究が、東峰村の方がBRTを身近に感じて、日々の暮らしの中の1つとしてBRTが存在する提案になれば嬉しく思います」と受賞を振り返りました。

  今後、同センターの機関誌に優秀賞を受賞した2人の論文の要旨が掲載され、関係する地方自治体、業界団体などへ共有され、行政施策や活動などの参考にされる予定です。

写真左より:案浦さん、九州運輸振興センター会長青柳俊彦氏、木本さん

【地域共創学部】

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