生物多様性ワークショップ 「いきもの変身パネルをつくろう 」を開催

  12月1日(日)、博士前期課程全5研究科横断型の全研究科共通科目である「プロジェクト実践演習B」を受講する大学院生10名と経済学部の環境経済学ゼミナール所属学生5名が、新光産業きらら浜自然観察公園(山口県山口市)で、生物多様性ワークショップ「いきもの変身パネルをつくろう」を開催しました。

 同プロジェクトでは、生物多様性の「価値」について、経済学・生態学・芸術学の各分野の視点から、多面的な評価を追求する学修を行っています。

 同ワークショップでは、午前の部18名、午後の部15名の合計33名が参加しました。

 当日は、生物多様性について、固定観念にとらわれず、多様な視点から考える重要性について説明しました。特に、外来種問題に関しては、外来種の侵入で損失が生じる事例と、外来種が地域に馴染むことで便益が生じる事例について解説しました。

 説明後、視点を変えることで見え方が変わる「いきもの変身パネル」の工作に取り組みました。工作に使用する画像は、きらら浜の生き物の写真、芸術研究科の学生作品、AIで生成した画像がランダムに混ぜられたリストから、好きなものを選び、工作後にはその画像がどのグループに属する画像かを考えました。

 同ワークショップを運営した工学研究科2年の古賀悠太郎さん(西南学院高校)は「ワークショップの工作で、自動車の環境負荷を例として、環境保護への取り組み方について話しました。環境経済学をベースとしたプロジェクトに、自分が専攻する分野の知識をどう生かして取り組むかが難しかったですが、参加した子どもたちは、少し難しい内容にもかかわらず、時折の問いかけにも答えながらしっかり聞いてくれたのでよかったです。この授業を通してさまざまな研究科の学生と協力し、環境経済学のテーマについて深く考え、プロジェクトを遂行できたことが良い体験になったと思います」と話しました。

【大学院・経済学部】

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