8月3日(土)、博士前期課程全研究科共通科目である「プロジェクト実践演習B」を受講する大学院生7名と経済学部の環境経済学ゼミナール所属学生9名が、荒尾干潟水鳥・湿地センターで開館5周年記念ワークショップ「荒尾干潟の“いきものカード” をつくろう」を開催しました。
同プロジェクトでは、生物多様性の「価値」について、経済学・生態学・芸術学の各分野の視点から、多面的な評価を追求する学修を行っています。
同ワークショップでは、約100名の参加者が、カード作りに取り組みました。事前に用意した銀箔を貼ったカードに、名前や日付、模様などを書き込んでもらい、焼箔という日本画の技法でデザインを定着させました。カードのデザインは、荒尾干潟を代表する生き物である、シロチドリ、アナジャコ、クロツラヘラサギの3つの型を用意し、同じデザインでも、熱の加え方によって仕上がりが変わるため、一人一人世界に1枚だけのオリジナルカードに仕上がりました。
同ワークショップを企画した芸術研究科1年の仲間琉妃さん(宮古高校)は「今回のワークショップで用いた焼箔という技法は、私自身が専攻する分野でもあり、仕上がりの色が分からないという難しさもありました。しかし、周りのメンバーもサポートしてくれたことで円滑に開催することができ、参加者たちの、変化する焼き色に驚いたりや喜んだりする様子が見られてとても嬉しかったです」と振り返ります。
【大学院・経済学部】