11月10日(土)、福井県おおい町で、「第3回おおい町まちづくり政策コンテスト」の発表会が開催され、商学部経営・流通学科木村隆之准教授のゼミナール生7人が最優秀賞を受賞しました。
おおい町の魅力や課題を探り、地域振興策を町に提言するこのコンテストでは、「若者の定住につながるビジネスモデルの創造」「もうける中山間地農業」「冬場の誘客促進策」「ITで伸ばす健康長寿」の4つテーマのうちひとつを選び、町内での3日間のフィールドワークをもとに策定した政策提言が発表されました。
「冬場の誘客促進策」のテーマで最優秀賞を受賞した提言「おおい町の観光客促進~田舎ならではの古民家を活用した体験付き民宿」は、集落全体をホテル化して誘客し、定住者の増加をめざすというもので、
①空き家となっている古民家を民宿として再生、管理棟を設置して複数の古民家をまとめ、集落
全体の民宿を一元的に運営する
②各民宿はおおい町の特産である今谷焼の食器を使用し、食事は地元の食材を基本とした統一
メニューで提供することで、各民宿の負担を軽減し、新規参入の増加を促進する
③おおい町出身の直木賞作家・水上 勉氏が設立した文化施設「若州一滴文庫」でのコンサート
実施など、歴史的文化財を有効活用する
④古民家一棟を使った今谷焼の陶芸教室を開催する
など、町の特色を生かした多面的な提言を行いました。
リーダーである経営学部産業経営学科3年の藤本凌真さんは、「7月からおおい町に関する情報収集を開始し、8月下旬のフィールドワークを経て、この町のことが大好きになりました。さまざまな観光資源を持つおおい町を多くの方々に知ってもらえれば」と語りました。
<木村隆之准教授「ゼミナールⅢ」メンバー>
藤本凌真(田川高校)、北薗竜司(おかやま山陽高校)、押川 怜(宮崎第一高校)、
平田翔紀(川内高校)、田中愛梨(小倉南高校)、刀根慎太郎(小倉南高校)、
西村涼太郎(鵬翔高校)
【商学部】