
6月24日(水)、理工学部情報科学科では、福岡県市町村・地域振興部空港・交通政策局交通政策課の愛甲孟企画主査を講師に迎え「地域公共交通の現状と取組」をテーマに特別講義を実施しました。
講義では、人口減少や少子高齢化の進行に加え、自家用車の普及などにより、地方公共交通を取り巻く状況が大きく変化している現状とともに「交通空白」問題の顕在化について紹介されました。
こうした状況に対し福岡県では、AIオンデマンド交通やMaaS※1(モビリティ・アズ・ア・サービス)などのデジタル技術を活用し、地域の移動課題解決に取り組んでいます。中でも、MaaSアプリ「my route」に触れ、同アプリが複数の交通手段を連携させて移動を一体的に提供するサービスで、交通事業者の連携による持続可能なネットワーク構築や観光・商業と結びつけた地域経済の活性化につながる全国でも先進的な事例であることが紹介されました。
加えて、2025年度の取り組み事例として、糟屋中南部エリア5町(宇美町、篠栗町、志免町、須恵町、粕屋町)を対象に実施したデータの利活用による実証分析を紹介。人流データやアンケートを基に移動実態やニーズを可視化し、広域連携による交通政策の方向性を示したことが説明されました。
本講義を通じて地方公共交通政策への理解を深めた学生たちは、今後、GTFSデータ※2の整備などを通じ、地域公共交通の高度化に向けた活動にも取り組んでいきます。
※1MaaS(Mobility as a Service):交通DXの一つで、鉄道、バス、タクシーなど複数の交通手段の「検索・予約・決済」を一括で提供するサービス
※2GTFSデータ:公共交通の時刻表やルートなどを定義した世界共通のオープンデータ規格
【情報科学科】




