ABC建築道場の学生がJIA日韓合同学生ワークショップで最優秀賞を受賞

 1025(土)、26日(日)、北九州市門司区の旧大連航路上屋で「JIA建築展27日韓合同学生ワークショップ」が開催されました。日本から九州工業大学、北九州市立大学、近畿大学、日本文理大学と本学の5大学、韓国から釜山大学、釜慶大学、慶星大学、東亜大学、東西大学、東義大学の6大学が参加しました。 

 同ワークショップはJIA(社団法人日本建築家協会)九州支部北福岡会が主催しており、今年27回目の開催です。毎年、JIA新人賞を受賞した建築家が出題と審査を行っており、今年は玉田脇本建築設計事務所の玉田誠氏と脇本夏子氏が審査員として参加しました。

 課題タイトルは「TIME SCAPE」。歴史のある門司中央市場を敷地として、隆盛していた頃の商店の歴史とこれからの未来をつなぐ建築の提案が求められました。 

 ABC建築道場に参加する建築都市工学部建築学科の1〜3年生13名の学生は、夏休み中から課題に取り掛かり、第3クォーターが始まってからも毎日大学に残って取り組みました。学生たちは、幅2メートルの通路と今も残る地元住民の交流に着目。通路と両側の商店街を反転し、今の市場の骨格を継承しつつ、2メートル幅に既存店舗を移し、両側に通路機能や周辺建築との緩衝空間を設けて、新店舗や他の機能が入る余地を生み出しました。 

 審査員から、既存の商店街の構成を踏襲しつつ、周辺環境にも魅力を生み出したことを評価され、本学の提案は、最優秀賞を受賞しました。

 連日の準備に追われ、とても疲れ切っていた学生たちでしたが、受賞した瞬間、充実感で満ち溢れた表情に変わり、この経験が大きな自信に繋がりました。 

【建築学科】

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