ベトナム・ハノイ市の高校生10名が本学を訪問

 
 11月13日(木)、日本語を学ぶベトナム・ハノイ市の高校生8名が本学を訪問しました。 
 本訪問は、福岡県が同市との友好提携15周年を記念し、「ハノイ市との日本語教育分野における交流事業」の一環として実施されたものです。

 一行はグローバルプラザで本学の概要について国際交流センター職員から説明を受けた後、国際文化学部日本文化学科 酒井順一郎教授のゼミ生の案内でキャンパス内を見学。その後、同ゼミが準備した「福岡で勉強し、仕事をしよう!」「日本語、日本の文化を学ぼう!」のプログラムに参加しを実施し、日本語での挨拶や出身地を尋ねるフレーズを学びました。
 日本文化体験では、学生指導のもと、剣道の基本的な所作や打ち込みを体験。高校生たちは初めての竹刀に戸惑いながらも、ゼミ生と身振り手振りを交えながら笑顔で取り組む姿が見られました。

 剣道の指導にあたった同ゼミ生の小林沙世さん(2年/樟南高校)は「文化が持つ力を改めて実感しました。最初はみんな少し緊張していましたが、構えや礼法を一緒にやってみると互いの距離が一気に縮まり、動きで気持ちが通じる感覚がありました。特に、高校生たちが目を輝かせながら面を打ち込む姿を見た時『伝えるって楽しい』と心から思いました。自分自身も剣道の意味や面白さを再確認できた、とても貴重な時間でした。」と語り、キャンパス見学などに携わった取違紗采さん(2年/古賀竟成館高校)は「今回の交流を通して、異文化交流の面白さや、日本語や日本文化を伝える難しさと楽しさを、改めて実感しました。キャンパス見学では、柿右衛門様式の登り窯に興味津々で質問してくれたことが印象に残っています。図書館の広さやトイレの綺麗さにも感動している様子を見て、自分が当たり前に思っている環境が海外の同世代には新鮮に映るのだと知ることができました」と振り返りました。

 双方にとって文化を学び合う貴重な交流の場となりました。

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