九産大生が唐の原川で「小さな自然再生」に挑戦中!

 建築都市工学部都市デザイン工学科の科目「グリーンインフラ論」(担当:伊豫岡宏樹准教授)の一環で、学生が大学に隣接する唐の原川で、地域に根ざした環境保全活動を展開しています。

 7月11日(金)と15日(火)、同講義を受講している学生が、場所によっては腰までの深さのある川に入り、ごみ拾いや草刈りに加え、河川内の材料を用いて砂を掘り起こしたり石を積み上げたりして、同科目で学んだワンド※1やバーブ※2を造成し生物の生息場の再生を行いました。

 同学科1年の宇榮原一成さん(興南高校)は「水を含んだ川の砂は想像以上に重く、根を張った草を掘り起こす作業は大変ですが、このような取り組みを通じて川の環境が改善し、地域の方が身近な川にもっと興味を持ってくれるようになればと嬉しいです」と活動への想いを語りました。

 この活動はKSUプロジェクト型研究「小さな自然再生※3で地域の魅力を高めるプロジェクト」として今後も継続し、近隣河川の環境改善や多様な生態系の再生に取り組んでいく予定です。

※1 河川内に作られた水の動きが緩やかな場所
※2 河川内に突き出すように作られ、多彩な環境を創出する工法
※3 大規模な土木工事を伴うものではなく、地域住民や学校などが主体となり、身近な場所で日曜大工的に行う小規模な自然環境の回復・保全活動のこと。地域の自然の特性を生かし、持続可能な形で生態系の保全や創出を目指します。

【都市デザイン工学科】

建築都市工学部のトップページへ