2024年度テクノアートプロジェクト最終発表会を実施

 2月17日(月)に、福岡市科学館(福岡市中央区)にて2024年度テクノアートプロジェクトの最終発表会を行いました。

 本プロジェクトは、2012年から開始された学部横断型のものづくりプロジェクトです。毎年テーマに沿って、芸術学部の学生が企画したアイデアを、理工学部の学生が専門技術を用いて、実際に稼働するプロダクトモデルを制作します。専門分野が異なる学生がチームを組み、企画から製作、プレゼンテーションまでを共同で行います。

 今年のテーマは漢字の「楽」(らく・がく)。19のチームが、「楽」という漢字から「たのしい」「らく」などさまざまな視点から企画しプロダクト制作に取り組みました。

 最終発表会では、審査員の芸術学部・理工学部の担当教員などに向けて、完成作品のデザインコンセプトや内部の機構※についてプレゼンしました。

 「楽」を「音楽」と捉え、加速度センサーを用いてダンスの軌跡を視覚化しダンスの新しい楽しみ方を提案したプロダクトやプログラミングを活用した立体映像で推し活の新しい楽しみ方を提案するプロダクトなど、学生ならではの発想を形にした多様な作品が紹介されました。

 最優秀賞を受賞したのは作品「乾電池伐採機」。「楽」=「めんどうなことの解消」をコンセプトに、乾電池をセットすると種類・残量を判定し、自動で仕分けするプロダクトです。正確に作動するよう緻密に機構やプログラミングが組まれていることに加え、機械的な部分もあえて見せるデザインに拘っています。

 全19作品は、2月24日(月・祝)まで、福岡市科学館5階のオープンラボにて展示中です。

※機構:機械の内部の構造

【理工学部・芸術学部】

 

 

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