6月15日(土)、グローバル・フードビジネス・プログラム(以下GFBP)主催で、ドキュメンタリー映画「百姓の百の声」自主上映会と農業関係者との交流会を行いました。
本上映会は、作品内に登場するリアルな農業の現場から、日本農業が持つ強みや課題を知り、農業や食の生産現場への関心を広げるきっかけになることを目的に開催しました。多角的な視点でフードビジネスを学ぶGFBPの1、2年生に加え、経済学部、商学部などから「食」に関心のある学生や教員を含め約50名が参加しました。
映画「百姓の百の声」は、自然と向き合い、作物を熟知する農業従事者の人々にスポットを当てたドキュメンタリーで、土や農法のこだわり、栽培管理の最先端技術の導入、種子法廃止への考え、輸入作物との向き合い方など、農業の現場に携わる人々のさまざまな立場や考え方、視点をとらえた作品です。
農業関係者と学生の交流会では、月刊雑誌「現代農業」の出版社でドキュメンタリー映画の制作協力を行った一般社団法人農山漁村文化協会の東菜津美氏や、筑前町のむぎわらファームの代表林亮輔氏・林美帆氏を招き、質疑応答や意見交換を実施。種の育て方や加工品の調理方法、農業関係者への取材方法の工夫など、多くの質問が飛び交いました。
グローバル・フードビジネス・プログラム1年の大久保凪那さん(城東高校)は「祖父が畑作りをしていたこともあり、昔から農業は身近な存在であった反面、『大変そう』という印象がありました。しかし、映画に出演していた農業従事者の方や、林さんの表情はとても生き生きして見えました。どなたも『自分で育てる・作る』ことを楽しんでいると感じ、農業に対するイメージが少し変わりました」と感想を述べました。
【グローバル・フードビジネス・プログラム】