泉 貴浩

泉 貴浩

好奇心は、研究者の第一歩。
やりたいことを1からカタチにし、
自分で答えを見つけたい。

泉 貴浩
  • アサヒシューズ株式会社
  • 商品企画部 商品デザイン課
  • 情報科学部社会情報学科 2006年3月卒業

長崎県出身、情報科学部の1期生。在学中、合志先生のゼミで足型測定器の開発プロジェクトに参加したことをきっかけに、卒業後はアサヒシューズ株式会社に入社。「FootGrapher」の開発・改良に取り組み、日本人の足に合うシューズづくりに励んでいる。

与えられるのではなく
自分で道を切り拓いていける

長崎出身の私は、大学進学の際、県内外含めていろんな大学を調べました。当時、九産大の情報科学部が新設のタイミングで、資料を読んだり、オープンキャンパスに参加しました。とても自由な校風というのが第一印象で、先生方も「情報科学部は1期生です。型にはまらず、自分たちのやりたいことをここで実現させましょう」と話してくださったことが後押しになりました。今の仕事もそうですが、私はルールに則ったり、前例に沿うより1から自分たちでやり方を模索して道をつくっていくことに魅力を感じるんです。「ここでならやりたいことをカタチにできるのでは」と期待に胸を膨らませて入学したことを覚えています。

情報科学を活用して
身近な生活をより豊かに

入学後も想像以上に自由でした。情報科学を使うのであればどんなテーマを研究してもいいんです。私は車が好きだったのでゼミでは交通安全や事故防止に情報科学を活用したいと考えました。行った研究は、車に設置したカメラや速度計からさまざまなデータを回収しては分析し、どんなアナウンスやコメントがあれば事故防止につながるかという内容でした。情報科学というと数字やパソコンと向き合うイメージがありましたが、日常生活に身近な研究ができるんだという発見は大きかったです。高校までと大きく違うと感じたのはいい意味で先生がすべて答えてくれるわけではないということです。教科書に沿って授業を進める高校までとは違って、1から自分のやりたいことを見つけ、解を探していく作業は道なきところに道をつくっていくようなものです。先生が導いてくれるのを待つのではなく、主体的に動き、常にそばで寄り添ってくれる先生に見守られながら道を切り拓いていくような4年間でした。それは、まさに私が望んでいた環境でした。

卒業後もゼミとともに
共同開発を続けられる幸せ

在学中、私にとってターニングポイントになったのは、ゼミの仲間が研究をしていた足型測定装置のチームに加わったことでした。情報科学の分野からカタチのあるものづくりに発展させるおもしろさを知ったのです。日本人が下駄や足袋ではなく靴を履き始めたのは明治時代以降なのでまだまだ情報量が足りず、日本人の足に合う靴づくりには研究の余地があります。「この分野はまだ道を切り拓くことができる」、そう感じて今の会社に入りました。九産大は産学連携プロジェクトが充実しているので、卒業した今も私のいる会社と卒業したゼミとともに共同研究プロジェクトを続け、先生や後輩たちともに足型測定器「FootGrapher」を進化させることができて感慨深いです。九産大に入ったおかげで先生や仲間に出会えて今の仕事につながったんだと感謝しています。

“失敗と挑戦”、この2つは学生時代にとにかくたくさん経験して欲しいです。そして九産大にはそれを受け止める面倒見の良さと器の大きさがある、そう感じています。今後は私も卒業生として後輩の指導にもあたり、研究者の後進育成にも力を注いでいきたいです。

九産大スローガン必ず、カタチにしてみせる。

在学中に育ててきた夢を見事に花開かせた先輩方が言う通り、九産大は、夢や目標をカタチにするためのチャンスに満ちています。胸の中に芽生えた想いの種を育てるためには知識や仲間、実践が大切です。

九産大にはそれらすべてと、夢に向かって突き進む学生に寄り添う教職員がいます。先輩たちから受け継がれた九産大の底力を味方にして、夢をカタチにしてください。

さぁ、社会につながる学部へ。

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