不登校児童生徒等に対する認知機能強化プログラム(コグトレ)の有効性



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研究シーズの紹介
文部科学省調査では、令和元年度の小中学校における不登校、すなわち不登校を理由に年間30日以上欠席した児童生徒数は181,272人であり、前年度から16,744人、10.2%増加している。さらに、令和2年度は、196,127人となっており、この傾向に歯止めがかからない状況となっています。
本研究では、研究校において、見る力や聞く力、記憶力、想像力などの認知要素に着目した認知機能強化プログラム(コグトレ)に包括的に取り組むことにより、注意力・集中力の向上、学習意欲の向上、円滑なコミュニケーションの実現、児童生徒同士のトラブル減少などを明らかにしていきます。
最終的には、不登校における学校に係る主な要因である学業の不振や友人関係をめぐる問題などを改善することが、不登校児童生徒の減少につながることを明らかにしたいと考えています。
Point
コグトレ(Cognitive〇〇 Training)
- コグトレとは、学習面、社会面、身体面の三方向から児童生徒を包括的に支援するプログラムのこと。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ
- 「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指す中学校社会科学習プログラムの開発に関する研究