文献資料による九州地方のコミュニケーション実態の日本語史的研究



キーワード
研究シーズの紹介
本研究は、日本語史研究の立場から、中世以前の九州地方におけるコミュニケーションの実態を調査・検討するものです。
中世以前の日本語資料は都(京都)の貴族の文章語ばかりで、地方在住の人々が実際の生活の中でどのような言葉を用い、どのようにコミュニケーションを行っていたのかは、ほとんど分かっていません。
そこで、中世の九州在住の人が残した仮名文書(仮名が使用されている古文書)に着目し、そこから当時の庶民のコミュニケーションの実態を探ることを目指しました。
どのような概念を、どのように言語化するかは、その社会の文化によって異なります。本研究は、中世の九州の人々の対話のあり方を実証的に解明し、現代の九州の文化研究に繋ぐための基礎的研究です。
Point
日本文化の基礎的研究 ⇒ 言語・歴史・資料・地域研究やコミュニケーションスキル向上に応用可能
- (1)日本語の歴史的研究が可能になります。
- (2)言語面からの九州の文化形成にアプローチできます。
- (3)日本語史資料の開発に貢献できます。
- (4)他の地域の言語の歴史的研究にも応用可能です。
- (5)コミュニケーションスキル開発に貢献できます。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ
- 日本語資料としての仮名文書の研究