新宮町立花口区の古民家保存・活用のための認証制度の開発

新宮町立花口区の古民家保存・活用のための認証制度の開発

11. 住み続けられるまちづくりを

キーワード

  • 古民家利活用、空き家対策、認証制度

研究シーズの紹介

現代の空き家問題とは裏腹に、居住者不在の古民家を地域に生かす動きも活発です。しかし指定文化財のように価値が明確ではないが、地域らしさを決定づける普通の建物は、急速に失われるリスクが高いといえます。福岡県新宮町東部地域立花口区には、そうした古民家とくに「長屋門」と呼ばれる独特な建物が残っています。
そこで本研究は立花口区を対象とし、制度的ツールとしての認証の仕組みを開発し、魅力的だが価値が定まらない建築物群に適用して、その保存・活用の実務に寄与することを目指しています。本研究では認証の手段として「立花民家」のプレートを作成し、認証を受けた建物の公表による普及の促進効果の検証を社会実験します。こうして地区の活性化を実践的に確かめつつ、制度の開発・展開を進めています。

Point

古民家認証制度による新たな価値づけ

  • 文化財としての評価をまたず、失われるかもしれない貴重な民家を保存・活用します。
  • 地元の風土と人を熟慮した認証プレートは、建物の価値を高めます。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ

  • 小石原焼の里の生業・観光・風景の持続に関する調査研究
  • 新設雨庭の水収支と植栽の実測評価
  • 社会福祉施設職員の水害に対する意識に関する事例研究
  • 相国寺の枯山水庭園における雨水浸透機能の実測と評価
  • 新宮北小学校における雨水管理機能の継続的調査
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