高精度低侵襲性動態解析手法を用いた関節動態メカニズムの解明研究


キーワード
研究シーズの紹介
現在日本は、超高齢化社会を迎えており、重度の関節疾患を有した患者も増加しています。臨床分野では、これらの患者に対し、保存治療や人工関節全置換術が盛んに行われています。本研究では、臨床分野で広く用いられている医用機器から出力される医用画像を利用し、低侵襲かつ高い空間精度を有する3次元動態解析を行うことで得られる詳細な6自由度情報から、肩関節の肩峰上腕骨頭間距離や、膝関節のロールバック運動など関節疾患の影響により変化する特徴的な動態の比較評価を行っています。また、得られた情報を臨床分野へフィードバックすることで、より高度な診断技術の確立、疾患の発生メカニズムや病理動態、人工関節の寿命に関わる因子の解明研究を行っています。
Point
高精度低侵襲性動態解析技術
- 高精度かつ低侵襲で生体内の関節動態の算出が可能です。
- 2D画像から3D骨姿勢を再現する技術で、より視覚的な評価が可能です。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ
- 人工関節の寿命予測に関する圧力シミュレーションに関する研究
- ユーザビリティを向上させた生体関節動態解析ソフトウェアの開発研究
- HA製剤の動的粘弾性評価に関する研究