めっき皮膜の高機能化に向けた析出プロセス解析と構造制御に関する基礎研究

めっき皮膜の高機能化に向けた析出プロセス解析と構造制御に関する基礎研究

7. エネルギーをみんなに。そしてクリーンに 9. 産業と技術革新の基盤を作ろう 12. つくる責任、つかう責任

キーワード

  • 表面処理、薄膜、めっき、プロセス解析、構造制御、物性改善、高機能化

研究シーズの紹介

防錆、導電、金属光沢といった機能を有する薄膜を材料に付与する表面処理技術は、建材、自動車、家電、モバイル機器からアクセサリー類まで、私達の生活のあらゆる場面で利用されています。中でも、水溶液中の電気化学反応を利用するめっき法は、高温、高真空が不要な低エネルギーの製造方法でありかつ、その析出反応を解析制御することで薄膜の機能性を更に高める可能性を秘めています。
薄膜の機能性は生成した膜の物理的構造と化学的状態に依存しますが、それらは成膜条件に応じて様々に変化し一様ではありません。本研究では、成膜条件、膜の物理化学的状態、機能性の基本的関係を俯瞰的に整理考察することで、各種金属薄膜の物性改善、高機能化に向けた指針確立を目指しております。

Point

薄膜(めっき皮膜)の析出プロセス解析と構造解析・分析技術

  • 電流-電位曲線、歪ゲージ法による時間-内部応力曲線の測定にて、皮膜の構造、物性に影響を与える析出プロセスの解析が可能です。
  • 皮膜の構造解析、組成分析を上記に加えて行うことで、物性改善に必要な因子を明確にし、高機能化に向けた基礎知見を獲得出来ます。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ

  • グラスライニング材料の化学的耐久性の評価と物性に関する測定調査
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