幼児期の身体活動を取り巻く評価について -環境要因を手掛かりとして-



キーワード
研究シーズの紹介
子どもの身体活動は、身体的、心理的、社会的、および認知機能の健康指標と良好な関係が報告されています。しかし、日本において子どもの身体活動の評価を行う際には、「どれだけ動いたか」「何ができるようになったか」に着目されることが多く、「保育者がどれほど幼児期にふさわしい身体活動環境を用意したか」、「幼児がどれだけ質の高い身体活動を経験したか」など、幼児期の身体活動を取り巻く保育環境の評価にあまり目が向けられてきませんでした。保育の質の評価を行う場合、欧米の評価票を用いることが考えられますが、実践への活用はされにくい現状でした。本研究は、保育者が自己評価できる環境評価票を作成し、ICTを用いて入力・分析を簡易化させることで、保育者が保育の中でより質の高い身体活動を提供することを目指します。
Point
幼児期における身体活動の環境評価
- 日常的に保育者が使用できるため広く実践へ還元が可能です。
- 保育経験や保育観による主観的評価に頼らない評価が可能です。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ
- 乳児期の保育環境と身体活動評価に関する研究
- 幼児期の保育内容と基本的運動の発達に関する研究
- 子どもの生活リズムと健康に関する研究