即効性中性泥土改良材の開発

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研究シーズの紹介
建設工事に伴って発生する土砂のうちダンプトラックでの運搬が困難な泥土はそのままでは活用も処分も困難なため何らかの改質が必要になります。発生現場ではできるだけ早く搬出できる状態に改質することが望まれる一方で,受け入れ先では強度が適切な範囲にあり環境負荷が小さいことが求められることが多くなっています。
本研究で開発を進めている,即効性中性泥土改良材は,原土のpHを大きく変えないまま混合直後から運搬できる状態に改質できるもので,長期的にも過度に固結しないことから長期養生後にも良質な土砂として利用が可能な特性を維持します。さらに,自然由来の低濃度の重金属類(ヒ素や六価クロムなど)溶出対策も可能です。
Point
低環境負荷泥土改良材
- 即時に泥土の流動性を低下し,運搬可能な改質が可能な改良材です。
- 泥土の物性を過度に変えない改良材です。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ
- 産業副産物の地盤材料としての活用に関する研究