水あるいは水溶液中に溶存する微量複数元素の同時一括分析と評価

水あるいは水溶液中に溶存する微量複数元素の同時一括分析と評価

6. 安全な水とトイレを世界中に 9. 産業と技術革新の基盤を作ろう 12. つくる責任、つかう責任

キーワード

  • 耐食性、微量分析、多元素同時定量、水質管理

研究シーズの紹介

グラスライニング材(鉄にガラスをコーティングした材料)のような,極めて高い化学的安定性を有し,かつ非導電性の材料の耐食性評価には,水溶液への浸漬試験が利用されます。この際,ガラスのような主成分(Si,Na,B)以外にも多数の元素(Ca,K,Alなど)を含有する材料では,10種を優に超える元素の同定とppb(μg/L)レベルでの定量が求められます。これを可能とするのがICP発光分光分析法であり,我々は本法を利用して,グラスライニング材を構成するガラス質から溶出するごく僅かな成分元素の同時一括分析による耐食性評価に取り組んでいます。
本評価ならびに分析技術は転じて,半導体や食品の洗浄で活用される超純水などの高純度水の水質管理あるいは汚染時の原因分析にも活用できます。

Point

微量な複数元素の一括分析

  • 20種を超える複数元素の同時定量分析が可能です。
  • 半導体や食品の洗浄に利用される超純水などの高純度水に混入あるいは溶出した金属元素をppb(μg/L)レベルで定量可能です。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ

  • めっき皮膜の構造制御による機能性向上に関する研究
  • 電析法を利用した磁性合金箔の低温製造プロセスに関する研究
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