投球動作の力学的分析


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研究シーズの紹介
本研究は小学生のドッジボールにおける投球動作を対象として力学的な分析を行った。
把持可能な野球ボールのように手首より先だけでボールコントロールを行い投球(Hand grasping)することができる小学生が存在する。しかし、小学生においてドッジボールは手のひらよりも大きいため、片手で動的に把持することはできず、手のひらと前腕でボールを包み込むように投球(ArmHolding)する小学生がいることが分かった。これらの投球動作の特徴は以下の通りである。
Hand grasping:肩関節内旋・下制トルクに依存
Arm Holding:回転速度を高めた遠心力に依存
身長160cmまではArm Holdingの投球速度が高かった
が、身長160cm以上ではHand graspingの投球速度が高かった。
Point
身体活動の力学的分析
- 投球動作に限らず、身体活動を力学的に分析することが可能です。
- 身体活動を力学分析することで、力発揮、負荷の量的評価が可能です。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ
- 即時的フィードバックに関する研究