“こどもの心のこえを聴く”絵カードの研究及びデザイン



キーワード
研究シーズの紹介
児童虐待は年々増加傾向にあり、虐待の相談経路の半数は警察からであり、警察官は虐待の有無を確認するために被害者との面接を行う必要がある。面接を行う手法として「司法面接」があり、言葉を自由に表現できない児童に対して言語に頼る司法面接では、正確な情報を得ることが難しい。その解決案として、言語の代わりとなる“絵カード” は、警察などが誘導のない形での面接を実現可能となる。
本研究は、子どもを対象としたビジュアル・コミュニケーション支援とし、児童虐待を受けた被虐待児の視覚認知と行動認知をデザイン学と臨床心理学との協働研究による“子どもの心の声を聴く” 絵カードを開発し、司法面接で採用されることを目指している。
Point
視覚認知と行動認知の応用技術
- 児童虐待の早期発見の可能性があります。
- 被虐待児とのビジュアル・コミュニケーションする効果があります。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ
- メンタルケア・デザインに関する研究
- 廃棄物をアップサイクルする循環デザインに関する研究