アジア圏を中心としたアートによる国際交流



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研究シーズの紹介
本研究は私がこれまで個人で行って来た、アジア圏でのアートによる国際交流を、公に還元していくことを目的としている。
私は2014 年のマレーシアを皮切りに、インドネシア(2015)、マレーシア(2016,2022)、インド(2017,2018,2019,2020,2021,2023)、ベトナム(2018,2019)、ネパール(2019,2020,2021)、ロシア(2021)、韓国(2021)、トルコ(2022)と様々な国と地域で催された国際アートイベントに参加してきた。
コロナ禍に突入する2019年以前は、実際に現地に赴いての滞在制作(アーティスト・イン・レジデンス)が中心であったが、2020年以降のコロナ禍においてはウェブサイト上でのオンライン展示や、作品を各国に送った上で、現地にて作品を展示するなど様々な方法を模索・実施し、昨年2022年以降は現地での滞在制作を再開した(マレーシア,インド)。
現代のアート領域において、途上国と先進国という図式は適用されない。相互に交流する他者との間において、常に互いは創造的な何かの先鋒である。この様な平和で公正な価値基準を共通理解とし、それを多くの人々に普及していく為には、その基盤となる芸術教育が必要となる。
昨年はインド北西部ウダイプールに所在する美術大学、「Pacific College of Fine Arts」にて公開制作を実施し、現地の在学生へ制作指導を行なった。
今後本学の学生の派遣を含めた大学間連携により、活発なアートによる国際交流のあり方を模索していく。
Point
アーティスト・イン・レジデンス
- アーティストが一定期間特定の土地や地域に招聘され、滞在しながら芸術作品の制作を行う事業。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ
- 身体の概念的絵画表現の研究