Xreadingで学生のエンゲージメントを高めるためのビデオの作成と活用

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研究シーズの紹介
本研究は、多読(ER)に関する短編アニメーションを週1本、5週間にわたって視聴することで、6万語のER必修科目の学期課題の修了率を高めることができるかどうかを明らかにすることを目的としたものである。九州産業大学(KSU)のLevel 2の学生は、Reading & Writingの授業において、オンラインERサイト「Xreading」を利用したERを課しています。学生はERの目的や効果を理解できず、課題をうまくこなすことができないことがあります。そこで研究者たちは、ERの目的やメリットを強調し、学生が読書を楽しむ方法を提案し、良い読書習慣を形成するよう促す5本のオリジナルアニメーションを制作しました。2021-2022年度の後期に、Level 2の1年生と2年生のクラスの学生を対照群(n=106)と実験群(n=99)に分けました。
実験グループは、5週間にわたり週1本の動画を視聴しました。学期末に、両グループのリーディングデータを分析し、全体の修了率を比較しました。データの分析では統計的な有意性を証明することはできなかったが、結果は良好でした。実験グループの69.7%が6万語の課題を100%やり遂げたのに対し、対照グループは58.5%でした。課題を100%やり遂げた生徒の割合が高いことに加え、実験グループでは課題を70 ~ 99%で終えた生徒が少なかったことから、ビデオが生徒に課題を100%やり遂げるよう促した可能性があることが示唆されました。このビデオは、KSUの学生が英語コースのERを完了するのをサポートするのに有効かもしれません。
本研究は、語学教育研究センターのウィットキン講師、マシューズ講師との共同研究である。
Point
読書を奨励する
- ビデオ視聴した学生は、学期中、より一貫した読書をしていた。
- 多読課題の完了率は、ビデオを視聴した学生の方が高かった。

期待される活用シーン

その他の研究テーマ
- 多読に関する研究