情報共有の歴史ソーシャルデザインに関わる「情報共有」の研究 Ⅰ

情報共有の歴史ソーシャルデザインに関わる「情報共有」の研究 Ⅰ

9. 産業と技術革新の基盤を作ろう 16. 平和と公正をすべての人に

キーワード

  • ソーシャルデザイン、情報共有、自律分散協調

研究シーズの紹介

本研究は、ソーシャルデザインの観点から「人類にとっての情報共有とは何か」、「情報共有はどのように始まって、どこへ向かうのか」について、考察の枠組みを示すとともに、情報共有の歴史的変遷を、人類社会の発展段階と関係づけながら整理し現代社会が抱える問題を提起したものです。
人類の歴史を遡れば小規模集団で物質・エネルギー・情報を共有する社会から、集団規模を拡大しつつそれらを占有する社会へと急激に移行したように見える。我々はわずか250年程度の歴史しか持たない「占有を是とする社会」に洗脳されて、本来あるべき姿を見失っているのではないでしょうか。
現代社会はあらゆるものを囲い込んで商品化する一方で、囲い込めない資源を放置し、環境を汚染し続けています。人々の孤立や社会的共通資本(循環系)の機能失調といった今日の社会問題の根幹には「共有の喪失」という共通の問題が潜んでいるように思われます。他の生物と同様に、人間社会にも「共有を是」とする小規模集団があって、「棲み分け」による多様性を維持しつつ、自律分散協調的に全体を形成するというのが持続可能な社会の姿ではないかと考えます。

Point

デザイン哲学

  • 人類史を辿って「物質・エネルギ・情報」の関係をモデル化
  • 現代社会における情報共有のあるべき姿を模索

期待される活用シーン

その他の研究テーマ

  • 組織の情報共有のためのCMSの活用に関する研究
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