魚の研究について ~養殖魚の安定供給を目指して~


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研究シーズの紹介
近年、世界的な食糧不足や環境問題の対策として、魚の養殖が重要視されています。養殖では高密度で魚を飼育することから、疾病の蔓延が甚大な被害を与えます。そのため、養殖において魚を健康的に飼育することはとても重要です。私は魚の免疫応答を解明・応用することで、養殖における疾病問題を解決し、健康な魚を人々の食卓に届けることを目標としています。現在は、魚の免疫応答を活性化させるアナフィラトキシンC5aというタンパク質について研究しています。最終的には、C5aを利用してワクチン効果を高める免疫賦活剤の開発や、免疫力の高い耐病性養殖魚の開発を考えています。
Point
ゲノム編集技術
- 生物の遺伝子を改変する技術で、○○する効果があります。
- 短時間で生物の品種改良が可能です。
アナフィラトキシンC5a
- ヒトでは炎症反応を促進させるタンパク質です。
- 白血球を活性化させ、病原体を迅速に排除させる効果があります。

期待される活用シーン
