製品軽量化のための改良型線形切欠き力学の実用性の検証


キーワード
研究シーズの紹介
機械や構造物などの製品の破壊は,一般的に円孔などの切欠きによる応力集中部から生じている。
近年、地球資源の有効活用,省エネルギーの観点から、製品の安全性を確保した軽量化が求められている。このためには、製品の破断強度への切欠きの影響を合理的により精度よく予測する方法の確立が重要となってくる。
本研究では、従来の「線形切欠き力学」の適用範囲を広げる「改良型線形切欠き力学」を提案しており、この実用性を様々な切欠き形状(例えば、中央切欠き、両側切欠き)などで検証していくものです。
Point
破壊強度予測のスキルアップ
- 自社内で応力集中を有する穴あき製品の破壊強度予測ができます。(必要な破壊強度実験は県工業技術センターなどで実施してください)

期待される活用シーン

その他の研究テーマ
- き裂を有する板材の破壊強度予測法に関する研究 参考:「製品の強度設計のためのシミュレーション活用技術」、機械の研究(67巻8号)、652-658。